現在のモバイルバッテリーの大半が「充電式」です。
事前にモバイルバッテリー充電しておけば、いつでもスマホに充電可能な便利アイテムです。
しかし、先日訪れた100円ショップDAISO(ダイソー)では、ガラケー全盛期時代に主力だった「乾電池式」のモバイルバッテリーが、沢山陳列されていました。
「乾電池式」は充電容量の少なさから、過去の産物と思っていましたが、実は隠れた需要があるのかも知れません。
結局気になったので購入してみました。
今回は、100円ショップDAISO(ダイソー)の「電池式 モバイルバッテリー」レビューです。
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開封の儀
パッケージ
名称は「電池式モバイルバッテリー」です。
価格は100円(税別)。
「電池式」でとは言え「緊急時や外出時でのスマホ充電に」の記載が。
しっかりと、スマホでの利用を想定しているようです。
スペック
パッケージにはスペックの記載があります。
- 使用電池:アルカリ単3乾電池×2個
- 最大出力:5V、500mAh
※なお、充電ケーブルは付属していません。
パッケージの裏
説明書。
特長や使用方法などの記載があります。
充電目安
充電容量は、中に入れる乾電池のスペックに左右されます。
が、一応充電出来る目安の記載はありました。
恐らく、パッケージ記載の「アルカリ単3乾電池×2個」を使用時と思われますが、iPhoneに約30%充電可能との事。
いつ頃のiPhoneを指しているのかは不明ですが。。
本体
パッケージを開封しました。
シンプルな白い本体で、サイズは約82×35×20mmくらいです。
側面に、USBポートが1個あります。
本体の半分は、電池のスライド蓋になっています。
蓋を開けるとこんな感じ。単3乾電池(アルカリ)が2本入ります。
※電池は別売りです。
試しに使ってみた
エネループでテスト※自己責任
実は購入時から、試したかった事があります。
eneloopなど、一部の充電式単3電池には、v1.2とは言え大容量モデルが存在します。
大容量の単3充電池を、今回の「電池式モバイルバッテリー」に使用した場合、スマホは何%まで充電できるのか?という点です。※自己責任です。
早速、検証してみる事に。
環境
今回の検証環境はこんな感じです。
- 電池:Panasonic eneloop(bk-3mcc、1900mah)
- 端末:HUAWEI nova lite 2(FIG-LA1)
- 本体ファームウェア:v.8.0.0.126
- その他:SIM挿入済み、wifiスリープ時ON、Bluetooth・位置情報OFF
- アダプター:ダイソー電池式モバイルバッテリー(本品)
- USBケーブル:端末付属の純正品
計測
充電開始
バッテリー残1%からスタートします。
「単3充電池の電圧の低さ(v1.2)から、充電開始してくれないのでは?」と心配していましたが、問題無く充電池開始となりました。※他機種ではわかりませんが。。
充電完了
開始から、約1時間57分が経過。
スマホの充電ランプが消えました。
さて、気になる結果は。
21%・・・。
容量を計算すると薄々気が付き始めていましたが・・・。やはりまあ、そんなに上手くはいかないようです・・・。
まとめ
基本的に緊急用向け
従来からの懸念材料である充電容量の少なさは克服できず、今回の「乾電池式のモバイルバッテリー」は、スマホにとっては緊急用アクセサリーでした。
「使用可能時間が少し伸びる」が正しい認識で、モバイルバッテリーだからと言って「フル充電(100%)」出来ると思っていると痛い目にあうでしょう。
とは言え後述の特徴を踏まえて下記の用途であれば「電池式モバイルバッテリー」の出番はありそうです。
- 「待受時間」の延長目的 ※多くのバッテリー残を必要としない
- 利用頻度が極端少ない(数年に1度くらい)場合 ※放電していても出先で電池調達可能
- コンセントの無いところで、とにかく少しでも充電したい
抑えておくべき特徴
- スマホのフル充電は困難(一応、何度も新品電池を交換すれば可能ですが・・・)
- 充電速度は遅いので考慮して使う必要あり(最大出力でも5V、500mAh)
- 出先でモバイルバッテリーを満タンに出来る(コンビニ等で乾電池購入)
- 緊急時に「待受時間」を伸ばしたいだけならアリ?
それでは、楽しいスマホライフを!