【100円で買ったスマホ用マクロレンズの実力はいかに?】
皆さんスマホのカメラレンズは使った事がありますか?
私も以前から気になっていたものの、どこまで活用するか分からない物に、なるべくお金を掛けたくないのが正直なところで、結局触れる機会がありませんでした。
しかし最近、時々訪れる100円ショップで「スマホのカメラレンズ」が3種類(マクロ・魚眼・ワイド)販売されているのを見つけてしまいました。
「まあ100円なら・・・」と、まんまとお店の術中にハマっている気がしなくも無いですが、これを機会に100円カメラレンズ3種類を実際に購入して試してみる事にしました。
今回は、スマホカメラレンズのレビュー第1回として「マクロレンズ」を使ってみた話です。
マクロレンズとは?
そもそも「マクロレンズ」ってなに?
その答えは、商品パッケージを見ると一目瞭然です。
「小さい被写体をはっきり接写!」
スマホは基本的に、近い距離での撮影は得意ではありませんので、極小文字や植物の繊維、生地の折柄などを撮ろうとすると、ぼやけてしまいます。
そんな時にこのレンズを使えば、ぼやけずにくっきりと接写撮影する事が可能です。
どうやって使うの?
殆どのスマホ用マクロレンズは、洗濯ばさみの様なクリップ式の構造です。
洗濯ばさみのように、スマホのカメラ部分を挟むだけで準備完了です。
売っているところ
今回は100円ショップのseria(セリア)で購入しました。一個あたり税込み108円とスマホレンズとしては破格です。
他の100均大手2社もチェックしましたが見当たりませんでした。単に売り切れているだけかも知れませんが。。
近所にセリアが無い人は、交通費と手間を考えるとamazon等オンラインショッピングで買った方が良いかも知れません。もう少し良い物が3種類SETで1000円台でゴロゴロ見つかります。
開封の儀
パッケージ
[ パッケージ表 ]
簡易包装で、商品がビニールパッケージにそのまま入っています。型番XYY-39。
[ パッケージ裏 ]
パッケージの裏面が、説明書を兼ねています。
説明書を要約すると
- 端から21mm以内にカメラの中心が無いと取り付けられない
- 厚さは13mm以内まで対応
- ケラレが入ったらごめんね
- 被写体から1~2cmくらいが撮影しやすいかも
説明図ではインカメラで図解されていますが、マクロレンズなのでアウトカメラの位置だと置き換えて見ましょう。
なお、発売元は「職人の街」燕の丸七株式会社でした。
国内企画、海外製造の商品のようです。
そういえば以前紹介した、100円ショップのカードリーダーもこちらが発売元でした。カードリーダーは普通に優秀だった為、こちらも期待してしまいます。
開封
オーソドックスなクリップ式のレンズです。洗濯ばさみにレンズが付いているような形状です。
今回購入したのは白ですが、黒バージョンもあったような気がします。
唯一の付属品「レンズキャップ」は最初から取り付けてあります。
スマホと接触する部分には、簡単ですが傷防止の黒いクッション材が付けてありました。
取り付けてみた
とりあえずZenFone 3 (5.2インチ、ZE520KL) に取り付けてみました。
カメラの位置が淵から21mmくらいだったので、ギリギリ取り付けられるか心配でしたが、実際に取り付けてみるとまだ数ミリ余裕がありました。
もう少し遠い位置のスマホも行けそう気がします。(24mmくらい?自己責任で。)
使ってみた
屋外撮影はちょっと難しい
パッケージに花の超拡大写真が載っていたので、まずは同じように花を撮ってみる事にしました。屋外で桜をパシャリ。
[レンズ無し]
それでは、レンズを取り付けて接写してみます。
[レンズを付けて接写]
記念すべき?最初の一枚はぶれぶれですw
しかし、部分的にはレンズ無しでは困難と思われる、花の繊維まで撮影出来ているのでポテンシャルは感じます。
マクロレンズ初心者としての感想ですが、そもそも屋外でのスマホマクロ撮影自体が難しい印象でした。
カメラ、被写体共に動かないように撮影する必要がある訳ですが、接写している為、僅かなブレでもボケてしまいます。
どうしても屋外で接写したいのであれば、スマホ用の三脚は必須と感じました。風が強くてもダメですが。。
屋内撮影は比較的楽
気を取り直して屋内で試してみる事にしました。観葉植物の葉っぱでパシャリ。
接写で比較してみました。
[レンズ無し接写]
被写体から数センチの為、当然ながらピンボケです。。
[レンズを付けて接写]
室内では風も吹かない為、割とうまくいきました。
ちなみに今回の検証では、ケラレが写り込む事はありませんでした。
ただし、カメラとレンズを密着出来ない場合は、ケラレらしき影が写り込む事があった為、ケースの上からレンズを装着するのは避けた方が良いかも知れません。
まとめ
100円にも関わらず、小さな物を撮影する場合には効果を確認出来ました。ただし、一眼レフユーザーが満足するような物では無いので誤解無きよう。
接写以外(単一焦点撮影)では完全にぼやけてしまうようで、正直おもちゃ感は否めません。
しかし、私のように「とりあえず試してみたい!」という方には、ピッタリな感じです。
まずは実際に使ってみて、「活用するかも!」と感じた場合は、多機能なグレードの高い物への買い替えを検討するのが良いかもしれません。
それでは、楽しいスマホライフを!
第2回目の「魚眼レンズ」編はこちらです!
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