【そろそろ人混みで自撮り棒(セルカ)止めませんか?100円ショップのスマホ用ワイドレンズ。セルカを撲滅?】
今回は、全3回でお送りしている100円ショップの「スマホ用カメラレンズ」レビューの第3回目(最終回)です。
ちなみに、これまで過去2回には・・・第1回は「マクロレンズ」、第2回は「魚眼レンズ」について触れました。ご興味のある方はどうぞ。
今回は100円ショップ(セリア)の「スーパーワイドレンズ」を試してみた話です。
ワイドレンズとは?
そもそも「ワイドレンズ」ってなに?
いつものように、パッケージを確認してみます。
「スマートフォンで背景まで広く撮影!」
アウトカメラにも装着可能ですが、この「スマホ用のワイドレンズ」が真価を発揮するのはインカメラに装着した時です。
より広い範囲を撮影する事が出来るため、これまで収まりきれなかった部分も収まります。
人混みでの自撮り棒撲滅なるか?
さらに最近、様々なメディア等で迷惑行為扱いとされている「人混みでの自撮り棒(セルカ)使用」。
撮影に有効なのは分かりますが、人混みの中でこれを使われてしまうと結構危険です。正直ちょっと邪魔です・・・。
そもそも自撮り棒は「遠くから撮影しないと全員が入らない」事から利用されている訳ですが、ワイドレンズを利用すれば「遠くから撮影しなくても全員が入る」可能性が高くなります。
ワイドレンズの移行は、撮影者も荷物が減り、撮影スポット周辺の人の安全も守られる。
双方にメリットがありそうです。
開封の儀
これまでの100均レンズと殆ど同じですが、一応紹介。
パッケージ
[ パッケージ表 ]
100円ショップのレンズシリーズ共通の簡易包装パッケージです。型番XYY-38。
[ パッケージ裏 ]
ここもシリーズ共通の、パッケージ裏自体が説明書。
要約をすると・・・。
- 端から21mm以内にカメラの中心が無いと取り付けられない
- 厚さは13mm以内まで対応
- ケラレが発生する可能性がある
発売元はシリーズ共通、丸七株式会社。国内企画・海外製造。
パッケージ開封
「洗濯ばさみ」の脇にレンズがついているイメージです。
レンズキャップ付。スマホに触れる所にはクッション材が貼り付け済みです。
これまでのレンズ2種類(マクロ・魚眼)と比べると、直径が1cm以上も大きく迫力があります。
[左:魚眼 右:ワイド]
取り付けてみた
[ZE520KLに取り付け]
インカメラに取り付けました。
レンズ自体が大きい為、なんちゃってプロ感が味わえます。。
試してみた
検証条件
インカメラで撮影した際に、実際のところ何cm広く写せるのか?が気になります。
簡易的な検証をしてみる事にしました。
【被写体からの距離】
人の顔とスマホ距離は、腕の長さやスマホの持ち方等によって異なりますが、今回は取り合えず60cmを想定した状態で検証してみる事にしました。
【検証用被写体】
更に、具体的な距離を知りたかったので、壁に25cmごとにピンク付箋を付けてみました。
今回の簡易的な検証とは、この付箋付き壁を60cm離れたところから撮影するわけです。
なお、検証用にはZenFone 3(ZE520KL)のインカメラを使いました。設定は16:9(3264×1836 6M)。横向き撮影です。
レンズ無しで撮影
まずはワイドレンズを付けずに、インカメラでそのまま撮影です。
概ね幅は100cm弱と言ったところでした。
※ちなみに縦で撮影した場合の幅は、60cmくらいでした。
レンズ有りで撮影
先ほどと同条件で、レンズを付けて撮影しました。
幅は約280cmくらいです。
※縦撮影の幅は、100cmくらいでした。
まとめ
で、結局何cm広く写せるの?
今回の検証条件下(※試してみた参照)では、幅で約180cm程度広く撮影出来ました。
良い意味で予想外の撮影範囲の広さでした。
ケラレ・ゆがみは妥協が必要
レンズの特性上、端の部分は「ケラレ」や「ゆがみ」が発生しがちです。
やはり、多少の割り切りは必要なようです。
なお、アウトカメラ側に取り付けた場合は殆どケラレの写りこみは感じませんでした。スマホのカメラサイズによって結果は異なりそうです。
どうしてもケラレ・ゆがみが気になる方は
解決方法は2つです。
- 撮影後、画像加工ソフト・アプリで不要部分をトリミングする
- さらに大型のワイドレンズを購入する(100均ではない)
いずれも手間かお金をかける事になりますが、仕上り向上には繋がりそうです。
今回の「ワイドレンズ」は高額レンズと比べるとさすがに完璧では無いものの、108円で安く手軽に試せる点は十分評価に値すると思われます。
「とにかく試してみたい人」や「高級レンズを買う前のステップアップ用」に良さそうです。
それでは、楽しいスマホライフを!