いつの時代も、一部に密かな支持を受ける「月額無料SIM」。
ビッグローブの通信ブランド「donedone(ドネドネ)」の「エントリープラン」は、現在の「月例無料SIM」です。
物は試しと使い始めてから、約1ヶ月が経過したので使用感等をメモ。
今回は、「donedoneエントリープランの概要」と「MAX128kbpsで出来る事」です。
ドネドネエントリーとは?
月額料金0円のデータ専用プラン
「donedone(ドネドネ)」はBIGLOBEの通信ブランドです。
個人的に注目している、ドネドネの「エントリープラン」は月額料金は0円の格安SIMです。
※ユニバーサル料金も発生しません。
1年目だけとか、実質とか、キャンペーンなどでは無くデフォルトが0円です。
※なお、エントリープランはデータ通信専用プランです。音声通話やSMS機能はありません。
初期費用は必要
月額料金は掛かりませんが、初期費用(新規契約事務手数料)「3,300円(税込)」が必要です。
言い換えれば、初期費用さえ支払えば、後は無料です。
通信速度はMAX128kbps
エントリープランの最大速度は128kbpsです。
目安としては、一般的にパケ死後の速度(高速通信と使い切った後、通信速度に制限が掛けられた状態)に近い速度です。
常に速度制限が掛けられいる状態(最大128kbps)とも言える、ドネドネエントリーは
一般的なSIMと比べるとかなり遅いので用途を選ぶプランです。
データ容量50GB(月)
データ容量は大容量の50GB(月)です。
最大速度128kbpsで50GBを使い切るのは至難の業でしょう。
足りなくなる心配はあまりなさそうです。
エントリープランで出来る事
donedone(ドネドネ)の「エントリープラン」で最大のネックとなるのは、最大通信速度の遅さです。
実際に利用して出来る事をチェックしてみました。
速度測定
まずは平日に複数回の速度測定を実施。
測定場所もランダムなので、参考程度の記録ですが備忘録としてメモ。
昼夜問わず、最大速度の半分の60kbps前後は出ている様子。
決して速くありませんが、活用の道はありそうです。
実際にアプリで使ってみた
とりあえず、メジャーなアプリでの使用感を試してみました。
WEB検索
Chromeアプリでブラウザ検索。
検索結果の表示の時点で、予想以上の時間を要してしまいます。
一般的なサイトではタイムアウトになってしまうケースもあり、日常使用は厳しい印象が残りました。
https://apps.apple.com/jp/app/id535886823
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.android.chrome&hl=ja
LINE
メッセージの送受信だけであれば、特にストレス無く普通に使えました。
その他のコンテンツ(ニュース等)は重く実用レベルにありません。
メール(Gamilアプリ)
特にストレスは感じません。
重いデータ添付が無ければ、普通に使える印象。
https://apps.apple.com/jp/app/id422689480
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.gm
paypay
支払い時にはネット回線が必要です。
多少アプリの立ち上がりは遅いものの、QRコードの表示・支払いに限れば、普通に使えました。
https://apps.apple.com/jp/app/id1435783608
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.ne.paypay.android.app
YouTube
動画本編(画質auto設定)の開始まで、3~5分くらい掛かる事印象。
もちろん画質はかなり低画質(144P等)が自動選択されるので、予想通り現実的ではありません。
Spotify
ストリーミング再生を低音質設定で検証。
1曲目こそ、20秒近い待ち時間や冒頭が途切れがちとなりますが、以後は普通に安定再生。
最初だけちょっと頑張れば、意外と使えるかもしれません。
アプリ | 所感 |
---|---|
WEB(検索、閲覧) | × |
LINE(メッセージ送受信) | ○ |
メール(メッセージ送受信) | ○ |
paypay(QRコード表示) | ○ |
You Tube(画質auto設定) | × |
Spotify(ストリーミング再生 ※低音質設定) | △ |
- ○:一部機能は普通に使える
- △:重いが一部機能は使える
- ×:常用が厳しい
まとめ
激遅だけど月額0円
遅い事に変わりありませんが、「月額料金0円」は魅力的です。
メインスマホに本品のみを差して使うのは修行の域ですが、受信中心のサブスマホやIOT機器でのログ送信など、遅いなりの使いみちはあるように感じました。
用途を限定して使うガジェット好きなら、なかなか楽しい存在となりそうです。
それでは、楽しいスマホライフを!