【gooのスマホg07(CP-J55a)グーマルナナとは?】
NTTレゾナントのgooブランド(メーカーはcovia)より2016/12/14に発売された、19800円(税別)の5.5インチのSIMフリー、スマートフォンです!
発表当時の価格で、他社の30000円程度のスマートフォンに匹敵する性能が見込まれ、その圧倒的なコストパフォーマンスの高さから注目を浴びました。
実際に注文した私も、発売後間もない上、一時期キャンペーンを行っていた事で、結局注文から到着までに10日程度擁する事態になってしまいました。
今回は、ついに届いた「gooのスマホg07(グーマルナナ) 」のレビューをベンチマーク結果を含めて行いたいと思います。
スペック等
主なスペック
主要なスペックは、下記の通りです。
- OS Android 6.0 marshmallow(Android7.0 アップデート対応保証)
- CPU MT6750T オクタコア / Cortex-A53 1.5GHz ×4、1.0GHz ×4
- ROM/RAM 32GB / 3GB
- 外部メモリ micro SD/SDHC/SDXC / 最大128GB
- サイズ/重量 約152×75.6×7.9 mm / 重量 約150g
- ディスプレイ 5.5インチ、 Full HD IPS液晶、DragontrailR強化ガラス
- アウト/インカメラ:1300万画素 / 800万画素
- バッテリー容量 3,000mAh
- LTE:B1(2100) / B3(1800) / B8(900) / B19(800)
- W-CDMA:B1(2100) / B6(800) / B8(900)
- GSM:850 / 900 / 1800 / 1900 MHz
- SIMスロット micro SIM + nano SIM (DSDS対応)
- WiFi IEEE802.11 a/b/g/n(2.4GHz / 5Ghz)
- Bluetooth Bluetooth 4.1
- センサー ・A-GPS/GPS・加速度センサー・近接センサー・環境光センサー・電子コンパス・ジャイロセンサー ・指紋認証
- USB Type-C OTG (USB 2.0) 急速充電対応
売ってるところ
今回は「gooのスマホ」公式ショッピングサイトのgoo simseller本店で購入しました。
ここでは、これまでのgooのスマホシリーズ同様、おまけのocnSIMパッケージ(通話、データ専用SMSなし、データ専用SMSあり)を選ぶことが出来ました。
ちなみにSIMパッケージを選べますが、申込みは必須ではありませんでした。(H28/12中旬時点)
※なお、分割払いも可能な「らくらくセット」と言うのは回線とのSET購入の事です。端末だけ欲しい人はお間違いなきよう。
加入する格安SIM(MVNO)が決まっていない方は、おまけのSIMパッケージを使って申し込めば、初期費用(税込3,240円)が不要になる為、申し込むのも悪くないと思います。
格安SIMでは珍しく誰もが知る大企業グループの運営なので、初めての方には安心感があるかと思います。お好みでどうぞ。
[OCN モバイル ONE ]
なお、goo simsellerの各支店(amazon、楽天、yahooショッピング)でも購入する事ができます。使い慣れているショッピングサイトでどうぞ。
[amazonのsimseller]
※今回はH28/12中旬にgoosimseller本店にて購入しました。購入店や購入時期により値段やSIMパッケージの種類・有無、SET内容が異なる場合があります。ご留意ください。
大手家電量販店の店頭やネットからも購入出来ますが、若干価格が高い設定のようです。
g07はコストパフォーマンスが売りの端末なので、高く買ってしまっては魅力が薄れてきます。特に理由が無ければsimseller系のお店で購入するのがおすすめです。
[例:amazonの量販店]
現在のgoo simseller価格は、税込で21,384円。おまけのsimパッケージを考えるとお得感があります。
この価格で、当初見込まれていた性能が実際にあれば、なかなかのコストパフォーマンスとなります。さて、実機の実力はいかに?
開封の儀
それでは早速開封の義です!
荷物到着
以前、g06を購入した時は「gooのスマホ」とデカデカと書かれた箱でしたが、今回はシンプルな箱で到着しました。
前回のg06同様、佐川急便による千葉県内からの発送でした。ちなみに荷物は陸送便指定です。
パッケージ
輸送箱を開封しました。
「g07」、購入時に選んだ「SIMパッケージ」、「設定マニュアル」、「延長保証パンフレット」の各冊子。
付属品
続いて、g07の化粧箱を開封します。付属品です。
付属品をリストアップ。
- 本体
- 充電器
- USBケーブル(Type-C)
- イジェクトピン(SIMスロットピン)
- クイックスタートガイド
- 保証書
- 液晶保護フィルム
ここのシリーズには液晶保護フィルムが付いてくるのがありがたいですね。
本体外観
本体の外観です。本体の色はブラックパネルを選びました。
背面の色は表現が難しいのですが、僅かに紫がかったような落ち着きのあるシルバーと言った所でしょうか?ホワイトパネルの背面が同じかどうかはわかりませんが。
アルミボディと強化ガラス採用のタッチパネルで高級感を感じます。少なくとも19800円のスマホには見えません。
[背面]
デュアルSIMなので、IMEIは2つ記載されています。
[タッチパネル]
[表]
右サイドには、電源ボタンと音量ボタンがあります。
g07は最近のスマホには珍しく、ストラップホールがあり、ストラップが取り付け可能です。
絶滅したと思われた、飾りとしての携帯ストラップですが、最近では落下防止目的のストラップがよく売られています。
この仕様は、ストラップホールを待ち望んでいた方には朗報ですでね。
USB Type-c
充電コネクタは、裏表の無いUSB Type-cです。充電時に便利な規格です。
セッティング
それではセッティングです。
g07は背面カバーが外れないタイプのスマホです。(バッテリー交換は自分でできません)
付属のイジェクトピンを、側面左上のスロット穴に差し込み、SIM&microSDトレイを取り出します。
SIMカードは、このトレイにセットし挿入します。
ちなみに、SIMスロットの下にあるボタンはマルチファンクションボタンで、自分の好きな機能を割り当てる事ができます。
トレイは共用タイプの為、nanoSIMとmicroSDカードを同時に使えません。microSIMとmicroSDは可。
SIM等を挿入後、右側の電源ボタンを長押しで起動です。
後は、他のandroid端末同様、画面の指示に従い、wifiやgoogleアカウントのログインなど初期設定を行ってください。
初めての方は、輸送箱の開封時にあった「設定マニュアル」冊子を参考にしてください。
ホーム画面起動後、SIMカードのAPN設定を行う必要がありますが、プリインストールアプリ「SIM管理」を起動し、挿入したSIMカードを選ぶだけで完了です。
大手キャリアから、かなりマイナーなMVNOも登録されているので一覧に使っているSIMカードが無いという事態はまず無さそうです。
これで、基本設定は完了です。お疲れさまでした。
続いてベンチマークです!
ベンチマーク
AnTuTu総合ベンチマーク
43079でした。
約20000円のスマホとしては、かなり優秀なスコアです。
当初の見込み通り、ベンチマークでは発売時の価格で30000円程度のスマホに匹敵する値となりました。
引き続きAnTuTuでデバイスを隅々までチェックします。
基本情報
ストレージ・CPU
ディスプレイ・カメラ
バッテリー・OS・機能(NFC)・ネットワーク
センサー
以上、ベンチマークでした!
Chromecastについて
キャスト、ミラーリング特に問題無く利用できます。
※なお、検証に使ったChromecastは第2世代と呼ばれているモデルです。
以前、設定ミスが原因で一人で右往左往した事があります。上手く表示されない方、ご興味のある方はどうぞ。
まとめ
良い点
価格は格安ですが、安っぽさも無く割とサクサク動作します。今のところ比較的発熱も低く快適に使えそうです。
いつも触るタッチパネルですが、激安スマホにありがちな日常使用で困る精度の低さは感じませんでした。シビアなゲームでの利用は判りませんが。。
また、強化ガラスに旭硝子系のDragontrailが採用されている点も好印象です。
ベンチマークスコアもミドルクラスとしては十分で、これもでもダメなアプリを使う方は、大人しくハイエンドスマホを購入した方が賢明です。
本年度トップクラスの高いコストパフォーマンスを感じます。
気になった点
・付属のUSB Type-cケーブルの精度が低い。
スマホの純正ケーブルは、抜き差しし易いように、多少の遊びがあることが多いのですが、g07のケーブルは全く遊びがありません。
勿論ちゃんと使えますが、硬くて抜き差しがちょっと怖いです。
試しに、手持ちのzenfone3の純正ケーブルを差し込んでみたところ、かなりマシな挿し心地?でした。
硬さが気になる方は、ケーブルだけそこそこ名の知れたメーカーの物を購入しても良いかも知れません。
・タッチパネルの滑り
個人的にタッチパネルの滑りの悪さが少し気になりました。 せっかくの強化ガラスですが、フリック入力の方はもちろん、ゲーム等をやる方も付属のフィルムで構いませんので貼った方が快適になります。
・冬場は結構冷たい
背面のアルミボディは高級感がありますが、冬場は結構冷たいです。これは盲点でした。気になる方はケースを装着で緩和しましょう。
結局どんな人におすすめ?
買いの人(おすすめの人)
- 値段の割に、性能の良い物がほしい人(要はコストパフォーマンス命)
- 安いメインスマホを探している人
- 比較的発熱が少ないスマホを探している人
- 販売や取り扱いが国内メーカーが良い人
- DSDS対応機を安く探している人
見送りすべき人(買わない方が良いまたは、他スマホを検討しても良いかも)
- ハイスペックモンスターの人
- ハイエンドスマホでないと動かないような激重ゲーム等する人
- iPhoneがほしい人
- 買って自慢したい人
結果
- 価格以上の性能がありおすすめできます。
- 比較的発熱も少なく通常動作も快適。十分、普段使いのメインスマホとして活躍できます。
- 激重ゲームをやりたい人やブランド志向の人は、見送りましょう。