SMARTalkをイエデン化。VoIPフォン Grandstream GXP1620を買ってみた。

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「SMARTalk(スマトーク)」や「brastel(ブラステル)」等の「VoIPアプリ」は、050IP番号を無料または格安で運用出来る魅力があります。

 

携帯電話の番号と使い分ける事で、迷惑電話対策やビジネスシーンとの区別としても有用です。

 

しかし、IP電話ゆえに、スマホアプリでは回線速度に通話品質が影響してしまうのです。

 

この経験から、ネット速度が安定する「有線LAN」接続する事が出来れば、通話品質が常に向上するのでは?と思う様になりました。

 

今回は、「SMARTalk(スマトーク)」をVoIPフォンでイエデン化(固定電話化)し、通話品質の向上を図った話です。Grandstream GXP1620レビュー。

追記:SMARTalkのサービス終了(2025年2月28日23:59まで)のお知らせが発表されました。残念ながら、ユーザー数増加は難しいと考えられ、やむを得ないと考えられます。https://ip-phone-smart.jp/index.php?cID=708
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VoIPアプリをイエデン化する方法

VoIPアプリ(SMARTalk、brastel等)をイエデン化する方法としては、下記の2種類の方法があります。

  • 「VoIPアダプタ」を利用する方法
  • 「VoIPフォン」を利用する方法

 

それでは、各方法の違いについて解説します。

1.「VoIPアダプタ」を利用する方法

ざっくり説明すると「VoIPアダプタ」とは変換器です。

「普通の電話機」をVoIPが使える「IP電話機」として使うための役割を果たしています。

※設置例

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メリット

  • 手持ちの「普通電話機」を流用出来る可能性。

 

デメリット

  • 機材と配線が増えてしまう
  • 「普通電話機」持っていない場合は「VoIPアダプタ」に加え「普通電話機」を購入する羽目に

 

2.「VoIPフォン」を利用する方法

「VoIPフォン」とは、VoIPアカウントが登録設定出来る多機能な電話機です。

前述の「VoIPアダプタ」と「普通電話機」をまとめて一つにした様な存在です。

 

アカウント登録設定が済んだ「VoIPフォン」であれば、後は直接LAN接続するだけです。

※設置例

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メリット

  • 「VoIPフォン」単体で環境を構築出来る
  • 余計な配線・機材は増えない
  • 電話機未保有者にとってはムダが無い(普通電話機不要)

 

デメリット

  • 慣れ親しんだ電話機は使えない

 

 

今回私は「普通電話機」を未保有で、余計な機材も増やしたく無かったので2.「VoIPフォン」を利用する方法を採用する事にしました。

 

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Grandstream GXP1620を調達

ビジネス向けIP電話(VoIPフォン)

今回はアメリカのビジネスフォンで実績のある、Grandstream(グランドストリーム)のGXP1620を購入しました。

※国内でも代理店があります

GXP1620/GXP1625 – Grandstream.jp – Grandstream製品 公式日本語サイト
米国Grandstream Networks, Inc.(グランドストリーム ネットワークス)社は、IP電話機/テレビ電話機、ATA(アナログ・テレフォン・アダプタ、VoIP)、防犯カメラ等、IP音声・映像機器のメーカーです。固定電話の代替...

GXP1620はエントリークラスにもかかわらず、アカウントを2個登録出来る点が特長です。

開封の儀

実際に届いてみると、受話器がゴツく本体も結構デカい印象です。

マットな樹脂素材は高級感こそ無いものの、汚れ・日焼けは付きづらそうです。

 

サイズはカタログスペックで 209x 184.5x 76.2mm。

[zenfone3(5.2インチ)を並べてみた]

f:id:piza-man:20170519150533j:plain

組み立ててみた

組み立て自体は非常に簡単です。

  1. 受話器ケーブルを本体に差し込む
  2. 背面にスタンドとアダプターを取り付ける

あっという間に、ビジネスフォンが出来上がりました。

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分厚い樹脂素材が使われており、とても頑丈そうです。実用性重視と言ったところでしょうか。

 

設定してみた

実際に、「Grandstream GXP1620」に「SMARTalkアカウント」を登録設定してみます。

 

必要なもの

  • ネット回線(常時接続のネット回線。光ファイバーなど)
  • スマホ・PC(同一LAN内)
  • SMARTalkアカウント
  • VoIPフォン(今回はGrandstream GXP1620)

※上記が整っている前提で進めます。

 

SMARTalkは新規受付終了

SMARTalk公式webでは、2020年10月8日をもって「新規お申し込み受付停止」となりました。

※現在、ご利用中の方は引き続き利用可能との事。

新規お申し込み受付停止のお知らせ

 

VoIPはSMARTalk以外にもありますので、お好きなところをご用意ください。

 

今からどうしてもSMARTalkを試してみたい方は、SMARTalk対応家電を販売したメーカーサイト経由で試してみると良いかもしれません。(※自己責任でどうぞ)

SMARTalk サービスお申し込みについて | 電話機 | Panasonic
SMARTalk サービスのお申し込みについて(着信転送サービス「外で通話」へのお申し込み)の注意事項です。

 

 

1.LANケーブル類をセット

GXP1620にLANケーブルとアダプターを取り付けておきましょう。

勿論、逆側(無線LAN親機、コンセント等)にも接続します。

※各コネクタは本体裏

  • LANケーブル
  • アダプター

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なお、インターネットに繋がった状態で、しばらく待つと本体の表示が自動的に日本語化(FWバージョンにより異なる)します。

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2.設定はブラウザから

GXP1620の詳細な設定は、webブラウザ上で行います。

同じLAN内のPC・スマホのブラウザから設定画面に入ってみましょう。

 

ブラウザのアドレスバーに下記を入力します。

http://○○○/

※○○○はGXP1620のIPアドレス

例:GXP1620のIPが「192.168.0.2」であれば「http://192.168.0.2/」と入力します。

 

GXP1620のIPの調べ方

GXP1620に割り振られたIPアドレスは、本体で簡単に調べる事が出来ます。

 

本体の「次画面ボタン」(液晶左下ボタン)を2回押すと、表示されます。

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3.ログイン

管理画面のログインが表示されます。

languageを日本語へ変更し、ログインします。

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ちなみに初期のID・pass共に「admin」です。
最低でも、パスワードは後で変更する事をおすすめします。

 

4.アカウント状態

ログインに成功すると「アカウント状態」が表示されます。

 

アカウントの登録設定をする為に、「一般設定」に移動します。

  1. アカウント
  2. アカウント1
  3. 一般設定

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5.一般設定

一般設定では、4箇所に設定します。

  • アカウント名:なんでも構いません。(このアカウントの識別用)
  • SIPサーバ:smart.0038.net
  • SIPユーザーID:SIPアカウント
  • 認証パスワード:SIPアカウントパスワード

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入力が終わったら、忘れずに「保存して適用」をクリック。

 

SIPアカウントが分からない場合

SIPアカウントは、各サービスのアカウント作成時に決めているハズです。

 

「SMARTalk」の場合は、各自MYページにログインして確認してください。

 

ユーザアカウント情報表示に、SIPアカウントが記載されています。

【ユーザアカウント情報表示】

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最後に、一応通話できるか?は確認しておきましょう。お疲れさまでした。

 

まとめ

高品質な格安回線を確保

「VoIPフォン」を使ったイエデン化は、予想よりも簡単で拍子抜けな印象すら持ちました。

 

肝心の通話品質に関しても、携帯電話を相手にテストした所、通話相手曰く「聞こえにくかったり、延着している感じはしない」との事。

予想以上の品質向上が見られ、少なくとも日常生活で使う電話としては十分な物になりました。

検証当時の回線速度は下り40~80程度でした。
通話品質について、安定さえしていれば特に超高速である必要は無いようです。
※そもそもGXP1620はギガビット対応では無い

 

着信が中心な方に、おすすめしたい選択肢です。

それでは、楽しいGXP1620ライフを!

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