諸事情でSATA規格のM.2 SSDが必要になりました。
正直なところ、高速なM.2(MVNe規格)が安価になりつつある現在、M.2 SATAにお金を掛けるのは気が引けるのです。
とは言え、聞いたことも無いメーカーの激安品を選んで初期不良音沙汰なしは最悪な結果です。
そこで、有名メーカーのエントリーモデルを選ぶ事にしたのです。
今回は、シリコンパワー(Silicon Power)SSD M.2 SATA A55シリーズ SP256GBSS3A55M28 」を買ってみた話です。
EAN:4713436121749、UPC:886576033785
A55シリーズとは?
シリコンパワーのエントリークラスSSD
A55シリーズはシリコンパワー(Silicon Power)のお手頃価格帯のSATA SSD(3D TLC NAND採用)です。
今回試したM.2 SSD(SATA)の「A55」の他、2.5インチSSDの「Ace A55」もラインナップされています。
容量とスペック差
ベンチマークソフトにもよるものの、SSDは特性上ストレージ容量が多い方がパフォーマンスは有利となります。
「M.2 2280 A55」も例外では無く、256GBモデル以上がおすすめです。
型番 | 容量 | 最大読込 ※CDM | 最大書込 ※CDM | TBW (TB) |
---|---|---|---|---|
SP064GBSS3A55M28 | 64GB | – | – | – |
SP128GBSS3A55M28 | 128GB | 500MB/s | 360MB/s | 65 |
SP256GBSS3A55M28 | 256GB | 500MB/s | 450MB/s | 125 |
SP512GBSS3A55M28 | 512GB | 500MB/s | 450MB/s | 250 |
SP001TBSS3A55M28 | 1TB | 500MB/s | 450MB/s | 500 |
※ATTO(全型番):最大読込560MB/s、最大書込530MB/s
基本的な機能は備わっている
エントリーとは言え流石にシリコンパワー。
ラップトップ等の内蔵を想定しているようで、OS起動用途でも安心な基本機能は備わっています。
- SLCキャッシュ
- S.M.A.R.T
- ISRT
- TRIM
- NCQ
- ECC
SP256GBSS3A55M28レビュー
実際に、「M.2 2280 A55」の256GBモデル(SP256GBSS3A55M28)を購入してみました。
超簡易パッケージ
microSDカードやUSBメモリーのような簡易パッケージ。
余計なコストも無く、落下等で壊れるような物では無いので合理的と言えるでしょう。
規格表記
規格の表記。M2. 2280 SATAIII。
3年保証
メーカー保証は3年です。
エントリークラスSSDであれば標準的です。
パッケージ裏面
多言語での規格の表記など。
保証規定などは、メーカーサイトを参照のとの事。
開封
ミシン目を破って開封します。
SSD本体
内包物はSSD本体のみ。
B&M key
M2SATAなので端子は「B&M key」。
裏面(片面実装)
裏面は真っ黒。
SP256GBSS3A55M28は片面実装なので、厚みを気にする方にはオススメです。
ベンチマーク
OSクローンを施した後ですが、ベンチマーク測定を行ってみました。
CrystalDiskMark
概ねスペック通り。
CrystalDiskInfo
多くのSMART情報等を吐き出してくれる印象。
追記:2000時間使ってみた
実際に約2000時間くらい使ってみました。
現状、特に不具合も異変も無く稼働しています。
ハズレ個体等に当たらない限りは十分な耐久性があるように感じています。
まとめ
ごく普通のエントリーM.2(SATA)
特筆するような事も無いのですが、国内市場に多くの商品が浸透しているSPであれば、万一保証を受ける事になっても比較的コンタクトが取りやすいかも知れません。
ストレージ価格はその時次第ですが、欲している時に本品が安価であれば、選択肢としても良いのではないしょうか?
それでは、楽しいスマホライフを!