本日2018/1/16付で、TP-LINK製のwifiルーター「Archer C1200」に国内向けのファームウェアアップデート(1.1.2 Build 20180109)が配信されました。
しかし、今回のアップデートは「ベータ版」としての配信となる為、必要に応じて自己責任で適用するスタイルになるかと思います。
今回は、「TP-LINK Archer C1200」に「ベータ版ファーム」を「ローカルアップグレード」してみた話です。
アップデート内容
ファーム詳細(1.1.2 Build 20180109)
TP-LINKの公式サイトには、ベータ版のアップデートの内容について、下記のように記載されています。
変更・修正点
1. 特定のAndroid OSとGoogleアプリとの互換性問題を解消しました。
これだけでは、何の事なのかよく分かりませんが同社の英語版サイトを確認してみると、詳しい背景を確認することが出来ます。
※上記ページ内のファームは国内向けでは無いので注意
GoogleHomeやChromeCastユーザー向け?
上記のwebサイト内容をざっくり纏めると・・・。
- GoogleHome等がスリープから復帰する時に、wifiルーターに異常な負荷が掛かって停止してしまうことがある
- ルーターが停止した場合、再起動すれば復帰する
- 対策を施したベータ版のファームを作成した
どうやら、GoogleHome(多分ChromeCast含む)などのデバイスを使っていないのであれば今回のアップデートは適用する必要無さそうです。
ちなみに、私はGoogleHomeもCastもがっつり使っているので、今回のアップデートを適用する事にしました。
[過去記事:GoogleHome購入レビュー]
アップデート方法(ローカル)
c1200には2種類(オンライン、ローカル)のアップデート方法が用意されています。
しかし、今回はベータ版の為「ローカル」でのみアップデート可能でした。(2018/1/16現在)
では、実際にローカルアップデートを行ってみたいと思います。
1.ダウンロード
公式サイトから、ファームウェアファイルをダウンロードします。
- DLするファイル:ArcherC1200(JP)_V2_180109(Beta)
- ※公開日: 2018-01-16、言語: 日本語
ダウンロードしたファイルは「zip」形式です。
この後、直ぐに使うので解凍しておきましょう。解凍後のファイルはbin形式。
2.管理画面
c1200に接続しているデバイスから、管理画面(http://tplinkwifi.net/)にログインします。
ファームウェア適用手順
先程DLした、ファームを適用させます。
- 詳細設定
- システムツール
- ファームウェアアップグレード
- 参照ボタン → 解凍済みのbinファイルを選択
- アップグレードボタン
※4、ファイル名:C1200v2_jp-up-1.1.2 Build 20180109 rel.73192(Beta)
3.アップデート処理
「はい」を押すと、後は自動的にアップデートが適用されます。
完了まで待ちましょう。なお、ここから完了までは約4分でした。
4.確認
アップデートが終わると管理画面ログインに戻ります。
再度ログインし、念の為アップデートの適用を確認をしておきましょう。
- 詳細設定
- システムツール
- ファームウェアアップグレード
ファームウェアバージョンが「1.1.2 Build 20180109 rel.73192 (JP)」であれば無事に適用されています。
まとめ
現時点で悩まされている方はお試しあれ
振り返ってみると、最近になって時々GoogleHomeに「wifiネットワークが見つかりません」と言われてルーターを再起動した事がありました。
普段からwifiルーターに負荷を掛けてしまう使い方をしてしまうため、気に留めませんでしたが、これは該当の症状だったのかも知れません。
現時点で該当症状に悩まされているc1200ユーザは、自己責任でお試し下さい。
原因のgoogle側で対応の見込み
なお、今回の世界的なトラブルの原因を作ってしまった、google側で後日修正が入るようです。日程などは現時点で未定。
他機種や他社製ルーターで同症状に悩まされている方は、対策ファームが無い場合はgoogle側のアップデートを待ってみるのが簡単かも知れません。
ここ数ヶ月間、wifiルーターメーカー各社のサポート担当者さんは大変だった事でしょう。何と言うか…お疲れ様でした。。
それでは、楽しいTP-LINK Archer c1200ライフを!
2018/3/12追記:
安定版ファーム(1.1.3 Build 20180224)の配信開始につき、このベータ版ファームは配信終了となりました。今後は、安定版の利用をおすすめします。
[参考:安定版ファーム(1.1.3 Build 20180224)をアップデートしてみた]