2018/2/15に、TP-LINK製のwifiルーター「Archer C1200」に、新しいベータ版ファームウェア(1.1.3 Build 20180205)が公開されていました。
前回同様、beta版での公開です。必要とする方が、自己責任で手動アップデートを実施する事になります。
今回も、「TP-LINK Archer C1200」に「ベータ版ファーム」を「ローカルアップグレード」してみた話です。
アップデート内容
ファーム詳細(1.1.3 Build 20180205)
今回のベータ版のアップデートの内容について、TP-LINKの公式サイトで確認してみました。
変更・修正点
1.ブリッジ機能を追加しました。このファームウェアはベータ(テスト)版です。
www.tp-link.com/jp/download/Archer-C1200_V2.html#Firmware
どうやら「ブリッジ機能」が追加されるようです。
アップデート方法(ローカル)
ベータ版のファームウェアの為、手動でローカルアップデートを実施する事になります。一応手順をおさらいします。
※なお、今回はv1.1.2 Build 20180109からのアップデート作業例となります。
1.ダウンロード
先ずは、メーカー公式サイトのファームファイルをダウンロードします。
【ファーム情報:※2018/2/17時点】
- DLするファイル:C1200v2_jp-up-1.1.3 Build 20180205 rel.54333(Beta)
- 公開日:2018-02-15
- 言語: English
- ファイル サイズ: 13.28 MB
ダウンロードしたファイルは「zip」形式です。
この後、直ぐに使うので解凍しておきましょう。解凍後のファイルはbin形式。
2.管理画面
管理画面(http://tplinkwifi.net/)にログインします。
※c1200に接続しているデバイスから、ブラウザアクセスして下さい。
ファームウェア適用手順
解凍済みのファームを適用させます。
- 詳細設定
- システムツール
- ファームウェアアップグレード
- 参照ボタン → 解凍済みのbinファイルを選択
- アップグレードボタン
※解凍済みのbinファイル名:C1200v2_jp-up-1.1.3 Build 20180205 rel.54333(Beta).bin
3.アップデート処理
「はい」を押すと、後は自動的にアップデートが適用されます。
後はアップデート完了まで待ちましょう。
完了(管理画面ログインの再表示)までは約4分でした。
4.確認
アップデートと再起動が終わると、管理画面ログインに戻ります。
念の為、再度ログインし無事に適用されたのか?確認をしておきましょう。
- 詳細設定
- システムツール
- ファームウェアアップグレード
「機器の情報」に表示されているファームウェアバージョンが「1.1.3 Build 20180205 rel.54333 (JP)」であれば無事に適用されています。
新機能
動作モードが追加
詳細設定に「動作モード」項目が追加されています。
ここで、インターネットに接続する「ルーターモード」と、ブリッジ機能である「アクセスポイント」を簡単に切り替える事が出来ます。
ちなみに、各モード解説および注意事項(上記画像)はこんな感じです。
[ルーターモード]
このモードでは、ルーターは動的IP・静的IP・PPPoE・L2TPまたはPPTPを介してインターネットに直接接続し、複数のデバイスが有線・無線で接続ができるようになります。NAT・ファイアウォール・DHCPサーバーは既定で有効になっています。
[アクセスポイント]
このモードでは、ルーターは有線・無線ルーターとLANケーブルを介して接続をして既存のワイヤレスネットワーク の範囲を拡張します。NAT・保護者による制限・QoSといった機能はこのモードではご利用いただけません。
まとめ
「c1200はアクセスポイントとして使い、他のルーターと併用する事でwifiエリアの拡大を図る」など、今回のアップデートにより応用が利くようになりました。
しかしながら、現在のファームはベータ版です。現状、特に不都合は無さそうですが、アップデートされるc1200ユーザは、自己責任でお試し下さい。
それでは、楽しいTP-LINK Archer c1200ライフを!
2018/3/12追記:
安定版ファーム(1.1.3 Build 20180224)の配信開始につき、このベータ版ファームは配信終了となりました。今後は、安定版の利用をおすすめします。
[参考:安定版ファーム(1.1.3 Build 20180224)をアップデートしてみた]