【必要十分なスペック。ただし大容量を必要としている人以外。】
スマホのデータ保存としてお馴染みのmicrosdカードですが、最近は読み込み速度も高速化されており、1000円台の商品でも80~100MB/s以上のリードスペックも珍しくありません。
しかし、その一方で書き込み速度は価格に比例する傾向が続いています。私的に最近microSDに書込む機会が増えたので、以下条件で買い足す事にしました。
- 出来るだけ安価(出来れば3000円以下)
- 最大書き込み速度は80MB/s以上(カタログスペック)
- 出来ればMLC
- 大容量である必要無し(検証用が主なので・・・最低32GBあれば十分)
- 国内正規品(※長期保証の適用、偽物リスクを無くすメリット)
今回は、その条件を満たしていたトランセンドのmicroSDHCカード「TS32GUSDU3」レビューです。
TS32GUSDU3とは?
トランセンドのmicroSDHC
Transcend(トランセンド)の販売するmicroSDHCカード(32GB)です。
同社では上位グレードに位置する「ULTIMATE」の商品です。
主要スペック
カタログ上の主要スペックはこんな感じです。
- Read MAX:95 MB/s
- Write MAX:85 MB/s
- UHSスピードクラス:3
- SDスピードクラス:CLASS 10
- その他:UHS-I機器対応、MLC採用、無期限保証(※規定あり)
今回「他の競合より微妙に速い書込み速度」と「無期限保証」を考慮しTS32GUSDU3を選びました。
しかし、価格は結構変動するので、その時の価格や好みで選んでしまっても問題無さそうです。
それでは「Transcend ULTIMATE TS32GUSDU3」の開封の儀的なものに進みます。
開封の儀
パッケージ
よくある薄くコンパクトなリテールパッケージです。
表面にはスペックが簡単に記載されています。
裏面には用途が日本語を含む多言語で併記されています。今回、国内正規品を購入しましたが、日本専用にパッケージが用意されている訳では無さそうです。
開封してみた
裏面のにあるミシン目を破り開封します。綺麗にはがすのは意外と大変かも知れません。
付属品
パッケージの中身はこんな感じ。
付属品は下記の通りです。
- microsdカード
- SDカード変換アダプタ
当然ながら紙の説明書や保証書はありません。
将来、保証を受けるためには購入証明書(納品書、領収書、レシートなど)が必要となる為、必ず保管しておきましょう。
microsdカード外観
ゴールドカラーが、上位グレードである事を感じさせます。
ただ、塗装面は艶があるタイプでは無くザラついた質感の為、高級感は感じにくいかも知れません。
まあ、取り付けたら目にすることは無いので気にしない事にしました。
裏面には、製造番号っぽい英数字と、Made In Taiwanの文字。
SDカード変換アダプタ外観
アダプタは特筆する点も無いスタンダードな物です。
表にメーカーロゴ。
裏には何も記載等ありません。
誤りフォーマット防止のLOCKスイッチも付いています。
ベンチマークと空き容量チェック
CrystalDiskMark結果
PCのUSB3.0ポートに3.0対応のSDリーダーを接続し、速度測定を行ってみました。
[速度測定]
概ねカタログスペックに近い速度が出ているようです。
空き容量
容量ギリギリの使用用途(おすすめしませんが・・・)がある方も居るかもしれませんので、PC上で簡単に空き容量確認してみました。
この個体の使用可能領域はGB表記で、約30.1GBでした。
なお出荷時期により多少変更となる可能性はあります。極端に少ない場合は初期不良を疑った方が良いかもしれません。
まとめ
現実的な価格の高速書き込みmicroSD(MLC)
少し前までは書込速度を重視すると、高額なモデルを選ばざるを無かった為、簡単に買い足すのが躊躇われました。
今回のTS32GUSDU3は、MLCかつ書込み速度も概ね満足で、冒頭の条件を満たせる商品でした。
更に上位のUHS-Iが本格普及するまでは、このくらいのスペックで十分な感じがしました。
こんなmicroSDカードを探している人におすすめです。
- 出来るだけ安価にMLC
- 最大書き込み速度は80MB/s以上(スペック上)
- 大容量である必要無し(今回は32GBあれば十分)
- 国内正規品(長期保証の適用と偽物リスクを無くす為)
microSDカードは星の数ほど存在する状況です。
逆に上記条件に一つでも当てはまらない場合は、別の商品を物色しても良いかもしれません。
それでは楽しいスマホライフを!