「ヤフオク」を利用された事がある方はご存知かも知れませんが、出品を行う場合、これまで2種類の方法が存在しました。
1つ目は、価格は定額で終了日にも制限があるものの、無料のyahoo ID(アカウント)でも出品可能なフリマ出品。
[過去記事:フリマ出品がリリースされた時の記事]
2つ目は、一切制限無く出品可能だが、有料(月額498円)のプレミアム会員だけ出品可能なオークション出品。
しかし、先日2018/3/19に気になる「お知らせ」がありました。
このたび、ヤフオク!アプリでプレミアム登録不要でオークション出品が可能になりました。
急にお得感が増した感じです。
今回は、「ヤフオクアプリ」での「無料のオーション出品」について調べてみた話です。
無料のオークション出品とは
必要な物
下記2点が、最低限必要となります。
- yahoo id(無料アカウント)
- ヤフオクアプリ
事前準備
yahoo IDを持っていない場合は新規作成しましょう。もちろん作成は無料です。
アカウントの本人確認
出品するにはドラブル防止の為、yahoo IDのモバイル確認(本人確認)を行う必要があります。
この作業は、スマホでも簡単に行う事が出来ます。
アプリはv6.33.0以降
ios、Android版共に対応を予定しています。
いずれもv6.33.0以降からの対応です。アプリを最新版に更新しておきましょう。
[ios版]
[Android版]
実は制限がある
オークション出品が、無料のyahoo idに解禁された事により、プレミアム会員の必要性が薄れてしまったようにも感じる方もいるかも知れません。
しかし、実は解禁された「無料のオークション出品」と従来からの「プレミアム会員のオークション出品」は、同じではありません。
※2018/3/21現在の条件で比較してみます。
オークション出品 Yahoo!プレミアム登録なし |
オークション出品 Yahoo!プレミアム登録あり |
|
出品できるデバイス | アプリ限定 | 全て(PC/スマホ/アプリ) |
オークション終了日時 | 翌日21:00~23:00 | 選択可能(最長7日+11時間) |
価格設定 | 開始価格 | 開始価格/即決価格 |
落札システム利用料 | 10%(税込) | 8.64%(税込) |
商品の状態 | 新品、中古 | 新品、中古、その他 |
送料負担 | 出品者、落札者 | 出品者、落札者 ※落札者の場合、出品時送料指定・落札後送料指定・着払い、から選択可能 |
下書き機能 | – | 10件 |
商品状態の説明 | – | ○ |
返品可否の説明 | – | ○ |
早期終了 | – | ○ |
値下げ交渉 | – | ○ |
自動再出品 | – | ○ |
自動再出品(自動値下げ) | – | ○ |
有料オプション機能 | – | ○ |
海外への対応 | – | ○ |
出品者情報の手動開示 | – | ○ |
配送方法の追加 | – | ○ |
「Yahoo!プレミアム登録なし」出品では、便利な「下書き機能」「自動再出品 」オプションが使えない点。その他注意が必要な点としては下記が挙げられそうです。
- オークション終了日時(無:翌日夜、有料:選択可能)
- 価格設定(無:即決価格、有料:開始・即決価格両指定可能)
- 落札システム利用料(無:10%、有料:8.64%)
また、PCやスマホなど比較的高額な出品する場合などは、プレミアム会員を検討した方が良い場合もありそうです。
ざっくり計算では月に約3万7千円以上落札される場合には、「落札システム利用料」が「プレミアム会員費(月額498円)」を上回りそうなので、プレミアム会員の方が安くなりそうです。
逆に月に3万6千円くらいまでかつ少数出品をする場合には、今回解禁された無料のオーション出品を活用すると、無駄が無さそうです。
まとめ
今後は3通りの出品方法が存在
これで、既に無料会員でも利用可能だった「フリマ出品」を含めると、3通りの出品方法が存在する事になります。
2018/3/22現在のそれぞれの関係性はこんな感じ。
フリマ出品 | オークション出品 (※無料会員) |
オークション出品 (※プレミアム会員) |
|
プレミアム登録 | 不要 | 不要 | 必要 |
デバイス | 全て可能 | アプリ限定 | 全て可能 |
オークション終了日時 | 7日後 | 翌日21~23時 | 選択可能 |
価格設定 | 即決価格 | 開始価格 | 開始価格/即決価格 |
落札システム利用料 | 10% | 10% | 8.64% |
無料ユーザーに選択肢が増えた
さすがに、有料のプレミアム会員と全く同じ扱いとはならないようで「無料で利用出来る選択肢が一つ増えた」くらいの認識の方が適正かも知れません。
しかし、活性化の材料が一つ増えた事に変わり無く、個人的にはモバイル用PCが気になるので、掘り出し物が少しでも多く出品されれば、嬉しい限りです。
それでは、楽しいスマホアプリライフを!
Android版アプリでのオークション出品(無料版)の流れを、ざっくり図解してみました。出品イメージを掴みたい場合はどうぞ。https://www.pizaman.com/entry/yauction-android-free-diagram/