国内版 asus zenfone3(ZE520KL)を約5ヵ月使って分かった、良かったところ5個、イマイチなところ5個。

ZenFone3
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【国内版 asus zenfone3(ZE520KL)を実際に約5ヶ月使った、現時点での率直な感想まとめ。】

SIMフリースマホを扱うメーカーとして、実績十分のasus(エイスース)から昨年秋に発表された「国内版 asus zenfone3(ZE520KL)」を購入してから約5ヵ月が経過しました。

ZenFone 3 (ZE520KL) - サポート

 

この「国内版 asus zenfone3(ZE520KL)」は根強い人気があるようで、発売からは約半年が経ったにも関わらすamazonのスマートフォン本体カテゴリーや某比較サイトの人気ランキングでも未だ上位に留まっています。

 

ここ半年で、様々なメーカーからコストパフォーマンスの高い、ミドルレンジスマホが大量リリースされた事を考えると、ZE520KLは大健闘していると言えます。

この機会に、実際に使ったからこそ分かる「良かったところ5個」、「イマイチだったところ5個」をまとめておきたいと思います。

これから購入検討する方への、少しでも助けとなれば幸いです。

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良かったところ

1.基本的に低発熱

私はしょっちゅうスマホを買い替えますが、日常使いでは歴代トップクラスの発熱の低さだと感じています。

急速充電中には、僅かにじんわり温かくなりますが、それ以外では殆ど発熱自体を感じません。(激重ゲームばかりする人は分かりませんが)

検索しているだけで熱くなるようなスマホにうんざりしてる方へのおすすめポイントです。

2.豊富で安価なアクセサリー

冒頭で触れた通り、zenfoneシリーズはSIMフリースマホの中では人気のシリーズです。その為、zenfone3(ZE520KL)もサードパーティ製のケースやフィルムなどが比較的豊富かつ安価です。

シンプルなTPUケースであれば500円以下も珍しくない為、ケースの汚れや傷が増えても気軽に交換が出来ます。

なお、ガラスフィルムを購入する方は少し注意が必要です。

初期に販売されたガラスフィルムは、ラウンドガラスに対応できず四隅が浮いたりしている残念品質な物が非常に多いです。気になる方は商品説明やレビューの確認は必須です。それでも判断出来ない場合はお店に問い合わせた方が良いかもしれません。

 

注意点として、zenfone3には5.5インチモデルも存在します。アクセサリーを購入する場合はお間違え無きよう。

[※5.5インチモデル(ZE552KL)]

スマートフォン - 全シリーズ|ASUS 日本

3.意外とカメラがきれい

ミドルレンジスマホのカメラとしては十分な性能と感じます。色々と拘りがある人はともかく、スマホのカメラとして困る事は無さそうです。

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※圧縮してます

恐らくこのカメラで満足できない方は、大半の格安スマホで満足は出来ないと思われます。

その場合は格安スマホは諦めて他の選択肢を模索しましょう。アーティスティックな写りに抵抗が無ければ新しいiPhone。ナチュラルさをも諦められない人に関しては、普通に一眼レフとかを買った方が幸せになれそうです。

4.DSDSの細かい設定

他のDSDS対応スマホ同様に、それぞれの場面で「どちらのSIMを使うのか?」優先するSIMカードを指定出来ます。

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  • 音声呼び出し
  • SMSメッセージ
  • データサービスネットワーク
  • Bluetooth通話

更にzenfone3のDSDS機能では転送や返信なども標準で備わっており、一歩踏み込んだ設定が可能です。「絶対に受け取りたい電話がある」ビジネスや就活用途にも対応出来そうです。

[ 設定 → デュアルSIMカード設定 ]

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[ 左:デュアルSIM通話転送  右:通話ログから返信 ]

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5.ラウンドガラスと金属調パネルで安く見えない

タッチパネルは淵に丸みのあるラウンドガラス、背面も金属デザインでチープさは皆無です。

 

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ちなみに、背面は金属に見えますが、金属風デザインを施した樹脂(金属にしかみえませんが・・・)の上をガラスパネルで覆っている状態との事。

つまり直接手に触れるのはガラスとなります。

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イマイチなところ

1.ボタンが光らない

ここでの「ボタン」とはタッチパネル下部のホームや戻るボタンの事を指しています。

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zenfone3のボタンは、ディスプレイの中では無く外枠に存在します。また、ボタンは点灯はしません。

真っ暗や薄暗い場所では、ボタンとは少し離れた部分をタップしてしまい無反応という事がたまにあります。今までは意識したことがありませんでしたが、正直光った方が使いやすいと思いました。

結局のところ、慣れでカバーするしかありませんが、光らないにしても、ボタンの判定をもう少し広げるなどの工夫が、次作には欲しいところです。

2.アップデートが後回し

端末のアップデートは、asusのお膝元である台湾向けモデルへに先行配信されています。ローカライズに時間が掛かるのか、国内版(日本向けモデル)へは数週間から数か月たってから配信されている印象です。

 

ちなみに2017/4/5現在では、一か月ほど前に台湾向けにはandroid7アップデートが配信済みですが、国内勢は指をくわえて待っている状態です。

現状では、国内モデルに7.0アップデートが実施されるのか不透明な状況な為、7.0を使う事自体を目的にしているのであれば、ZE520KL購入は様子を見た方が良いかもしれません。

 

[OS→android、ファームウェア]

ZenFone 3 (ZE520KL) | スマートフォン | ASUS 日本

 

 

2017/5/15追記:

国内モデルzenfone3向けの、次期アップデート(JP_14.2020.1703.3)が配信されました!

遂にandroid7.0へのメジャーアップデートです!

【遂に7.0!】国内版 zenfone3にAndroid7.0アップデート(JP_14.2020.1703.33)が配信!注意点と前後のベンチマークを公開!
【国内モデルのzenfone3が公式にAndroid7.0なりました!】 ついに本日2017/5/15日付けで、国内版のzenfone3(ZE520KL、ZE552KL)にandroid7.0へのアップデート(JP_14.2020.1703...

 

3.特に持ち易くはない

zenfone3(ZE520KL)は5.2インチディスプレイです。

格安スマホの主流になりつつある5.5インチに比べると、当然幅も小さい為「片手で持ちやすいかも!」と思われる方もいるかもしれません。

が、残念ながら特に持ちやすい印象はありません。普通です。(持ち方や手の大きさにもよりますが)

その要因としては、一般的な5.5インチスマホ比べ幅の差が約3mm程度(機種により異なる)に留まる点と、背面もカメラ以外の部分がフラットで手にフィットはしない点が挙げられます。

 

「持ちやすさ」を購入の必須条件にしている方は、一度実機に触ってみる事をおすすめします。zenfone3(ZE520KL)は家電量販店に展示されている事も珍しくありませんので。

 

ちなみにストラップホールはありませんので、落下防止リングは付けられません。

 

ただし、ケースにストラップホールが付いている事がありますので、どうしても付けたい方はホール付きケースを探しましょう。

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何れも片手で操作したい人の場合で、両手で利用(左手で持って、右手でタップ)する人は、大きさを意識する必要はないかも知れません。

4.ケースは必須

zenfone3の背面はガラスです。やはり指紋や落下によるガラス割れなどが気になってしまいます。

また、背面はカメラ部分が出っ張ている状態になっています。背面から落下した場合は、悲惨なことになりそうです。カメラ保護に為にもケースは必須です。

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シンプルなケースでも、カメラを守るように淵どりされている物であれば、安心感が増します。

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5.電池持ちは普通

zenfone3を5カ月使ってみたバッテリー持ちの感想を残しておきたいと思います。

設定にもよりますがスリープ時には殆どバッテリーが減りません。あまり使わないのであれば余裕で数日持ちます。が、それはあまり使わない場合の話で、当然使えばがっつりバッテリーは減ります。

公式サイトではSnapdragon625搭載による省電力が紹介されているので、一見長くバッテリーが持つように思われる方もいるかもしれませんが、バッテリー容量自体が2650mAhと若干小さめです。

その為か、バッテリーの減りは至って普通です。同クラスの他機種とほぼ同じ位の感覚です。省電力化に過度に期待するのは禁物ですが、一日中ゲームをするような使い方でなければ、1日は十分に持つと思われます。

 

[ どうしても足りない方はモバイルバッテリーなどで対処してください。 ]

 

[スペックは落ちますが、一応、電池持ち重視のモデルもあります。]

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まとめ

発売当初は、海外モデルとの大きな価格差からお得感が薄れてしまっていたZE520K。現在では徐々に価格も下がり始め、タイミングによっては海外向けモデルと数千円程度の差しかなくなる事も珍しくありません。

価格差が少ない現在では、アップデートのタイムラグはありますが保証面で国内モデルを選ぶことをおすすめします。

zenfone3は、謎メーカーのSIMフリースマホとは違い、総じて「バランスの良さ」を感じる機種で、良い意味で無難な選択といえます。

実績のあるDSDS対応SIMフリースマホである事を考えると、現在でも人気の理由が分かる気がします。

なお、ベンチマークなどは過去に行った事がありますので、気になる方はそちらででご確認ください。

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それでは、楽しいスマホライフを!

 

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